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2003年04月22日(火) 09時40分
Windowsの競合相手はWindows(ZDNet)米MicrosoftはWindowsの断片化は避けるべきと法廷で主張してきたにもかかわらず、自らそれを実行しているようだ。2002年4月、同社会長のBill Gates氏は、Windowsのバージョンが多すぎるのは消費者にとっても市場競争にとっても好ましくないと証言した。しかしこの時以降、同社はWindowsの「現行」バージョンの数を、約20数種へと基本的に倍増させている。 この目的は実際、Microsoftの独占市場内部である種の競争を作り出すことにあるとアナリストは指摘する。多様なバージョンは、コンシューマーと企業が選択肢を望んでいることをMicrosoftが理解していることの表れだと同社は言う。バージョンが多いほど売上も向上し、他社の代替製品が存在しないニッチを埋めることにもなる。 例えば同社は昨年11月以来、Windows XPだけでも3つの新バージョンをリリースしている。 Kelley Drye & Warrenの独禁法専門弁護士Glenn Manishin氏は「Windows市場の断片化は、単一のOSでは市場のあらゆる層には対応できないことを示すものだ。Microsoftは別々の分野に向けて別々の価格を付けた別々の製品を持つことで、基本的には自社と競合している」と解説する。(ZDNet) |