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2003年04月18日(金) 19時26分
ヤミ金取り立て悪質化 4カ月の活動を報告−−埼玉の弁護団 /埼玉(毎日新聞)「職場に救急車と消防車を呼ばれた」「『子供の腕をそぎ落とすぞ』と言われた」——。埼玉弁護士会の有志で作る「ヤミ金融被害対策弁護団」(中山福二団長)は17日、昨年12月から4カ月間の活動状況を発表した。計1231件の相談が寄せられ、「手口が荒っぽくなる傾向がうかがえる」という。弁護団は、県や県警と情報交換を行うための「ヤミ金融業者への対応に関する協議会」を同日、発足させた。弁護団によると、岩槻市の40代の主婦は、都内の業者から4万5000円を借りた。元本は返済したものの、利息の返済が遅れ、執ような取り立てを受けた。5日には業者からの通報で、職場に救急車と消防車が出動するという嫌がらせを受けた。札幌市に住む弟の職場に「だいしきゅう へんさい されたし」という内容の電報が40通送られた。ある男性会社員方には、新宿区の業者から電話で「子供の腕を1本、2本そぎ落とすぞ」と脅迫電話があった。 このほか、▽ドアの鍵穴を接着剤で埋められた▽身に覚えのない業者からお悔やみ電報で督促された▽窓ガラスを割られ、直後に業者から「窓ガラス割れただろう」と脅された——などといった相談が寄せられている。弁護士が受任した485件は被害が収まったという。しかし、長田淳事務局次長は「ヤミ金対策が進み、業者が何とかして金を集めようとして、取り立て方法がひどくなる一方だ」と話していた。【高島博之】(毎日新聞) |