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2003年04月18日(金) 21時39分
「出会い系」利用、架空の請求書が大量送付 県警、詐欺容疑で捜査 /佐賀(毎日新聞)◇相談殺到使っていない出会い系アダルトサイトの利用料金の「請求書」が県西部の県立高校の同窓会関係者に大量に送りつけられ、県警や県消費生活センターに相談や問い合わせが殺到している。家族が知らずに代金を振り込んでしまったケースもあり、県警は詐欺の疑いもあるとみて捜査している。【古川修司】 ◇同窓会名簿を悪用か、実家が支払う被害も 架空請求書は「使用された携帯電話の出会い系アダルトサイトの未納利用料金の債権を譲り受けた」として1万9050円を東京都内の銀行口座に振り込むように求める内容。 未払いの場合は法的処置や自宅、勤務先に出向いての回収などを辞さないとし「延滞すると情報社会の現在では就職・転職・結婚・昇進に著しく不利になる」と書かれている。福岡市内の消印で、差出人の肩書には、右翼団体を思わせる政治結社名などが列挙されていた。 県消費生活センターによると、相談が寄せられるようになったのは今月10日ごろから。17日までに94件に上った。 いずれも同じ高校の卒業生で20代に集中。この高校によると、5年ごとに同窓生全体の名簿を更新して出しており、00年に発行したものが使われたらしい。 また、県警にはこれまでに同内容の架空請求書について40件近くの相談があり、「家族が事情を知らずに払ってしまった」というケースも2件あった。 同種の請求トラブルはインターネット接続が出来る携帯電話の普及に伴って急増。昨年4月から今年2月までに県消費生活センターが受け付けた電話情報提供サービスにかかわる相談は568件に上った。 かつては「迷惑メール」や「ワン切り」のようにサイトに接続したり電話をかけた人への請求が多かったが、最近は全く使っていない人に偽請求書が無差別に送りつけられるトラブルが目立つ。 特に今回は同窓会名簿が使われたとみられることが特徴。本人が実家を離れている場合が多く、大きな金額ではないため家族が本人に確認しないまま振り込んでしまうのを狙ったらしい。 センターは「きちんと確認したうえで身に覚えのない請求は無視してほしい」と呼びかけている。(毎日新聞) |