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2003年04月16日(水) 00時00分
A型の患者にB型を輸血するミス−静岡交通事故の男性、死因との関連を捜査(ZAKZAK)静岡県函南町で10日に起きた交通事故で重体となり、搬送先の三島社会保険病院(同県三島市、平賀聖悟院長)で死亡した千葉県市川市の男性(58)に、病院側が男性の血液型A型ではなくB型の血液を誤って輸血していたことが16日、分かった。病院は、男性の死因を事故による「外傷性ショック」と説明しているが、三島署は遺体を司法解剖し、輸血ミスとの因果関係を慎重に捜査している。 病院によると、ミスは男性の血液型を同県沼津市の血液センターに伝える過程で発生。本来は伝票で検査技師から看護師、薬剤部などを通じて手配するが、急患のため口頭で行った結果、男性のA型をB型と取り違えた。どの段階でミスが発生したかは不明という。 担当医師は、届いた血液に異常がないかをチェックする検査と並行して輸血を開始。約400ミリリットルを輸血したところで血液型が違うことに気付き、A型を輸血し直したが、男性は事故から約6時間後に死亡した。 病院は、遺族と三島署に輸血ミスを説明。死因は「外傷性ショック」とする診断書を提出した。ミスとの因果関係については「司法解剖の結果を見ないと分からない」と説明している。 交通事故は10日午後5時ごろ発生。函南町の国道1号で、男性のバイクと同町の会社員(21)の軽乗用車がカーブで正面衝突し、男性が全身を打って重体となった。 男性は当時、名古屋市内から市川市の家族の元へ向かっていたという。 ZAKZAK 2003/04/16 |