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2003年04月12日(土) 11時51分
Apple、Universal Music買収の可能性（ZDNet）Apple ComputerがVivendi Universalの音楽事業を60億ドルで買収する交渉を進めているとLos Angeles Times紙が報じた。AppleはVivendiとの間で数カ月にわたる交渉を進めており、最近では、AppleによるVivendiの音楽事業Universal Music Groupの完全買収が交渉の中心になっているという。Universal Musicは年商約6億ドル、レコード大手5社の中でも最大手として、2001年現在で世界シェアの約4分の1を握っている。 事情通は交渉が行われていることを確認、交渉はまだ「非常に初期」の段階だが、「関心が示されて」おり「交渉は行われている」と伝えた。 もし買収が実現すれば、Appleはコンピュータメーカーから、ハード事業に加えてそれと同じくらいの規模の音楽事業を抱えた会社へと、大きな変容を遂げることとなる。だが同時に40億ドル以上の現金を使うことになるとして投資家が懸念、4月11日のApple株は前日比1.17ドル（約8％）安の13.2ドルで引けた。 AppleもUniversal Musicもコメントを拒否している。交渉は今後決裂する可能性もあるが、4月29日のVivendiの取締役会を前に、Appleが50−60億ドルの提案を行う可能性もあると、LA Timesは報じている。 Vivendi関係者は、いくつものサードパーティが同社のエンターテイメント事業（音楽事業のほか映画製作会社、テーマパークを含む）に関心を示しているとしつつも、特定の交渉についてはコメントできないと語った。（ZDNet） |