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2003年04月11日(金) 19時57分
処置ミス認め医療法人に７７００万円賠償命令 群馬（朝日新聞）群馬県桐生市の病院に糖尿病で入院した市内の男性（当時２５）が死亡したのは、病状が悪化しても医師が放置したためだとして、男性の両親が市内にあった医療法人「高木会」（高木静子理事長）と担当医師を相手どり、約８３００万円の支払いを求めた訴訟の判決が１１日、前橋地裁で言い渡された。東條宏裁判長は「医師の判断や処置に誤りがあった」として、法人と医師に７７００万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は００年３月、医療法人が経営する病院に入院。生理食塩水などの点滴を受けたが、自分で点滴の針を外し、意識障害が悪化。別の病院に転院したが死亡した。 判決は、点滴が外された後、医師が指示しなかったことなどが死亡につながったと判断。医師が男性の症状や状態を注意深く観察していなかったと指摘した。(04/11 18:50) |