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2003年04月10日(木) 00時00分
日中、「次世代インターネット規格」で協力「ＩＰｖ６」研究開発を共同で（ZAKZAK）総務省と中国の情報産業部は１０日、このほど行った情報通信に関する日中定期協議で、次世代インターネット規格「ＩＰｖ６」の研究開発や普及などを共同で進めていくことで合意したと発表した。年内に官民一体で共同実験する。実験には日本側から日立製作所やＮＥＣ、富士通、ＮＴＴコミュニケーションズ、ＫＤＤＩなど、中国側から政府系の電信研究院などが参加。具体的にはＩＰｖ６を使って両国をネット接続し、両国語で書かれたページを自動翻訳してやりとりすることなどを実験する。 ＩＰｖ６の技術で欧米に先行しているとされる日本は、市場規模が大きい中国で同方式を普及させ、技術の世界標準化や市場開拓につなげるのが狙い。事業費や実験の進め方は今後詰める。 ＩＰｖ６では、現行の規格よりもＩＰアドレス（端末識別番号）が飛躍的に増える。家電や自動車にもアドレスが割り当て可能で機器をネットワーク化でき、セキュリティー機能も高められるなどの利点があるという。 ZAKZAK 2003/04/10 |