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2003年04月09日(水) 11時25分
ビザなどに８億ドル返還命令 米のカード訴訟（産経新聞）国外でクレジットカードを利用した米国のカード保有者が、カード会社の説明不足を理由に為替換算手数料の返還を求めていた代表訴訟で、カリフォルニア州オークランドの州地裁は８日、米クレジットカード大手ビザ・インターナショナルとマスターカード・インターナショナルに総額約８億ドル（約９６０億円）の手数料返還を命じる判決を下した。米メディアによると、両社に対する同様の訴訟は他州でも起きており、今回の判決が影響を及ぼす可能性がある。 判決は、両社の不十分な情報開示が不当競争に関する州法に抵触すると断定。原告側弁護人によると、両社は１９９６年２月以降、米国外でカードを利用したカード保有者から徴収した手数料を返還するよう命じられた。対象範囲はビザが全米、マスターが同州内のカード保有者とされた。 判決に対し、マスター側は「手数料の存在はよく知られているし、情報も開示している。控訴する」と反論、ビザ側も控訴する方針だ。（共同）
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