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2003年04月09日(水) 00時00分
私の視点 住基ネット問題も監視を桜井よしこさん=東京都千代田区の事務所で(朝日新聞・)「新潟県で住民基本台帳ネットワークについてきちんとした動きが出てこないことに、県人として失望しています」統一地方選でも、住基ネットの問題が争点だと位置づける。櫻井さんが代表を務める「国民共通番号制に反対する会」は、住基ネットからの離脱を掲げる首長選の候補者と政策協定を結び、応援する。 「単に国民に番号をふるだけではなく、人間や国家のあり方、セキュリティー、プライバシーなど大事な問題が含まれています。ありとあらゆる点でダメです」 応援するのは首都圏を中心に11人。ジャーナリストという立場上、市民運動に参加しないのを信条にしてきたが、今回は違う。 「応援した候補者が全員当選すればかなりのインパクトになる。その自治体で接続をやめれば1千万人単位でごそっと抜ける。8月の本格的な稼働前に抜けるのは意味がある」 なぜ、そこまで反対するのか。 「稼働して便利になったことがありますか。運用費用は横浜市の場合、1年間で約16億5千万円と言われている。本人確認の手段はいくらでもある。財政難の時代に税金の無駄遣いです」 日本の選挙はつまらないと思っても、投票は続けてきた。野党はほとんど責任ある政策を出さないし、自民党と社民党の連立政権が誕生してから政党の枠組みは意味を持たないと考えている。 「それでもマンネリで投票しないで欲しい。政策や身近な問題で疑問に思ったら、候補者に問い合わせることが必要です。そうやって有権者は馬鹿じゃないということを示すべきです」 意味のない地縁、血縁で投票することからも卒業すべきだと思う。 「おやじさんの時代から応援してきたという人情に厚い人たちがいる。(田中)真紀子さんの夫、直紀さんまで当選させてしまった。政策も人格も問わず、単に地盤を受け継いで出る人を当選させるのは、有権者の恥だと思ってほしい」 では、あるべき政治家像は。 「政治は生業(なり・わい)ではない。そこから始まったほうがいい。志のある人が奉仕する気持ちで、国に恩返しをするような役割であるべきだ」 |
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