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2003年04月05日(土) 20時34分
鼻の手術後に患者死亡 調査医「因果関係は不明」−−山大医学部付属病院 ／山口（毎日新聞）宇部市の山口大医学部付属病院（沖田極院長）で、７０代の男性患者が鼻の手術後にクモ膜下出血で死亡し、大学は４日、「手術との因果関係は不明」とする調査委員会の結果を発表した。病院によると、男性は３月初め、鼻の中の腫瘍（しゅよう）を切除する内視鏡手術を受けた。術後、麻酔から覚めないため検査したところ、クモ膜下出血を起こしていることが判明。そのまま回復せず、同月末に死亡した。 院内の事故調査委が調べたが結論が出ず、第三者（医師２人と弁護士１人）を交えた調査委を設置。手術の様子を撮影したビデオやＣＴ、ＭＲ画像などを検討した結果「術中、術後の処置は適切。ただ、解剖は行われておらず、出血の原因はさらに検討を要する」と結論付けた。 沖田院長は「手術ミスはなかったと思う。委員会の結果を真摯（しんし）に受け止めたい」と話した。【牧野一彦】（毎日新聞） |