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2003年04月03日(木) 09時05分
インターネットの履修登録失敗、結局手書きに 早大混乱(朝日新聞)インターネットで履修科目を登録できるよう、早稲田大が今春から本格的に採り入れたシステムが正常に作動せず、混乱したことが、2日分かった。大学側は急きょ、手書きで登録するよう約4万4千人の全学生に呼びかけているが、一部の学部では授業開始を1週間遅らせる事態になった。 このWeb科目登録システムは、ホームページで履修ができる科目を個人ごとに示したり、期間内であれば何度でも申請のやり直しをしたりできる。学生の利便性を増すため開発された。書類を渡すために大学の窓口に足を運ぶ必要はなく、パソコンがあればどこからでも、すべての科目で履修登録ができる。 大学によると、受け付け開始の3月20日、接続が集中、システムが動かなくなった。この問題が解消された後も、画面の表示が切り替わるのに時間がかかったり、科目を選んでも登録ができなかったりするなど、不安定な状態が続いた。 大学側は復旧作業を続けたが、ハードウエア、ソフトウエアの両方に次々と問題が見つかり、28日午前5時、システムの運用をあきらめた。 その後、ホームページやメールで事態を説明、さらに手紙を全員に郵送し、白井克彦総長名で謝罪したうえ、来校してマークシート方式で履修登録するよう呼びかけている。 ほとんどの学部では4月14日からの授業を予定通り始められる見通しだが、第一文学部(約5800人)だけは、登録遅れの影響で、大半の授業の開始を1週間遅らせることになった。その分は、7月末の補講期間や、夏休み明けの9月末に繰り延べるという。 第一文学部の2年生(19)は「便利になると期待したが、夜中の4時に学内のパソコンを使ってやっと登録できた。新学期ぎりぎりまで帰省や旅行中だと、登録できないまま1年を棒に振りかねない状態だった」と話していた。(04/03 09:05) |