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2003年04月02日(水) 15時30分
原爆症認定棄却に異議の書類、厚労省が11人分紛失(朝日新聞)厚生労働省が、原爆症認定を却下されたことに異議を申し立てた広島市の11人分の申請書などを、紛失していたことがわかった。うち1人は、事前に出されていた書類をもとに棄却を決めており、厚労省は処分を取り消して審査をやり直すことを決めた。残り10人は、受付窓口となった広島市に写しが保管されていたことから、写しをもとに審査する。 厚労省によると、11人分の書類は広島市から一つの封筒に入れて送付された。1月22日に厚労省が受け付けたことは確認されたが、担当の健康局総務課に回された後で紛失した。 棄却されたのは女性(83)で、広島の爆心地から約1・8キロで被爆。00年2月に肝機能障害のため、原爆症認定を申請したが、01年10月に却下された。同年12月に異議を申し立てた。さらに、今年1月、認定審査会に直接訴えることを求める口頭意見陳述要求書を広島市を通じて提出したが、意見陳述の機会がないまま、3月3日付の棄却決定書が届いたという。 厚労省は「紛失したことは大変申し訳ない。申請者らに、おわびと事実関係の説明したい」としている。 (04/02 15:30) |