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2003年03月31日(月) 02時21分
血圧データ 携帯で管理 西田医師ら開発 基準超せば警告メール(西日本新聞)済生会八幡総合病院(北九州市)の西田英一医師らが、携帯電話を利用して高血圧患者の血圧や体重などのデータを蓄積、管理するシステムを開発した。基準値を超えれば、自動的に患者と主治医の双方に警告メールが発信されるなど、外来患者が手軽に自己管理できる利点がある。福岡市で開かれる日本医学会総会(四月四—六日)の関連学会の日本内科学会で一日に発表する。西田医師と埼玉医科大の中元秀友医師が医療機器会社と共同開発した。 外来患者が自宅や職場で血圧を測定、携帯電話でインターネットに接続、入力すると専用のサーバーにデータが保存される。一定値を超えると自動的に警告メールを発信するほか、血圧変動を瞬時にグラフ化。毎日さまざまな時間に測定したデータを解析し、最も効果的な降圧剤の服薬時間を見つけることもできる。血圧計と携帯電話を接続すれば、自動送信も可能で、携帯電話を使い慣れていない患者も手軽に利用できる。 インターネットを活用することで、旅先や出張先などで異常が起き、初めて受診する病院でも過去のデータを医師に見てもらった上で診察を受けられる。個人情報が漏れないようにするため、画面には生まれた年と性別など最低限の個人データしか表示しない。 昨年末から十八人が試験的に利用しており、秋には商品化する予定。今後は送信データを血糖値などまで広げ、糖尿病や高脂血症など慢性疾患患者や予備軍の健康管理への活用を目指す。西田医師は「忙しくて診察を受けられず、自覚症状がないまま症状が進むことを防ぐことができる。患者の健康管理に対する自覚を促し、医療効率化にもつながる」と話している。(西日本新聞) |