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2003年03月18日(火) 13時50分
＜詐欺容疑＞架空の投資話で８０億円、信託団体を捜索 警視庁（毎日新聞）東京都中野区の投資信託団体「プレイスブライドＧ」が「米国大使館を通じて海外で資金運用し１カ月に２５％配当する」などと架空の投資話で投資家から金をだまし取った疑いが強まったとして、警視庁生活経済課と中野署などは１８日、詐欺容疑で同団体と幹部の自宅など計１２カ所の家宅捜索に乗り出した。同団体は０１年１０月から計約８０億円を集めたが、昨年夏から配当が滞り、同１２月に突然事務所を閉鎖していた。同課は組織ぐるみで活動していたとみて、組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）の適用も視野に幹部らから事情を聴いている。調べでは、同団体は昨年８月２９日、中野区の事務所で豊島区の不動産業の男性（６７）に「海外の高利回りファンドなどで運用し、３２日間で２５％の利息をつける」などと架空の投資話をもちかけ、現金２００万円を出資させ、だまし取った疑い。 同団体の舘花健逸（たてはなけんいつ）元代表（５４）は「海外に送金した事実はなく、１億円以上を遊興費などに使った」などと容疑を認めているという。同課は、新たな出資を配当に回すやり方だったとみて、経理実態の把握を急いでいる。 同団体は、０１年１０月ごろから首都圏を中心に口コミで会員を集めていた。高配当のほか、他会員を勧誘すれば報酬も支払うとうたっていた。同課は被害者は約１５００人で被害総額は数十億円に達するとみている。０１年１２月に破たんした八葉グループの会員が「損害額をすぐに取り戻せる」と誘われて出資したケースも多かったという。 【竹中拓実】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030318-00001062-mai-soci |