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2003年03月17日(月) 02時45分
夢つくし偽装 昨春から1000トン流通? 米穀卸社長会見(西日本新聞)福岡県産米「夢つくし」偽装表示事件で、不正競争防止法違反容疑で家宅捜索を受けた米穀卸売業「内田米穀」(同県須恵町)の内田正社長が十五日、記者会見し「味を良くするため昨年四月から、自社精米の夢つくしは新米の一部を除き全部にコシヒカリなどを混ぜた」と述べた。同社は例年、同県内の小売店など約五十社に年間九百—一千トンの夢つくしを販売しており、摘発容疑の県庁食堂以外に相当量の偽装米が流通していたことが明らかになった。内田社長は工場長らとともに会見に臨み、「食品業界の信頼を失墜させた。消費者や生産者に心からおわびします」と謝罪した。 社長らは「夢つくしは収穫地によって味にばらつきがあるほか、『夏場になると味が落ちる』と苦情が寄せられていた」と説明。昨年三月、コシヒカリやヒノヒカリを混ぜると味が新米並みに向上することが食味計のデータで裏付けられたため「分量を日々調整しながら、5—20%混ぜた」と明かした。 表示を「100%」のままにした点については「ブレンド米だと『夢つくし』の名前や米袋が使えないから。軽率だった」と釈明。「混入によって一キロ当たり三—五円、コストが高くなった」と述べ、収益増が動機だったとの見方を否定した。さらに「くず米や古々米などは絶対に混ぜていない」と強調した。(西日本新聞) |