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2003年03月14日(金) 09時16分
熱射病死のベクラー投手、サプリメントの影響断定(読売新聞)熱射病による合併症でキャンプ中の2月17日に死去した米大リーグ、オリオールズのスティーブ・ベクラー投手(当時23歳)の毒物学的な検視結果が13日明らかにされ、ベクラー投手がダイエットのために常用していたサプリメント(栄養補助食品)に含まれるエフェドラが死に影響していたと断定した。 エフェドラは興奮剤として国際オリンピック委員会(IOC)をはじめ、全米大学体協(NCAA)、米プロフットボールのNFLなどで禁止薬物に指定されているが、大リーグでは使用を禁止されていない。 AP通信によると、検視結果ではベクラー投手の血液から「多量のエフェドラ」が検出され、熱射病を誘発する要因だったと指摘。このほか、ゼネドリンと呼ばれるサプリメントに含まれるカフェインなど2種類の興奮剤も少量検出された。 大リーグはベクラー投手の突然死を受け、マイナーリーグ契約選手に対してはエフェドラを含むサプリメントの摂取を禁止すると通達。メジャー契約選手に対する規制は選手会の了解が必要になるが、大リーグ機構は検視結果を受け、エフェドラ使用に関して選手会側と協議したいと声明を発表した。(共同) |