坂井議員秘書、ヤミ献金リスト「作ったかも」（朝日新聞）

　政治資金規正法違反事件に絡んで、衆院議員の坂井隆憲容疑者（５５）の事務所がヤミ献金元企業に対して献金方法の変更を詳細に指示した００年の文書について、政策秘書の塩野谷晶容疑者（３８）が東京地検特捜部の調べに対して、「自分が作ったかもしれない」と供述していることが、関係者の話で分かった。

　関係者によると、００年秋に特捜部がＫＳＤ事件の強制捜査に着手すると、坂井議員は、それまで大手職業訓練会社「日本マンパワー」の小野憲会長（７１）から受け取っていた年間１６００万円のヤミ献金について、受領方法の変更を打診した。

　その内容は、（１）秘書給与肩代わりで９００万円（２）議員の所属派閥の機関誌の広告料で３００万円（３）小野会長の個人寄付で４００万円とする——というもので、この内容を文書にして元公設第２秘書の中山求容疑者（５１）を通じて小野会長側に渡したとされる。

　坂井議員側の関係者の話では、塩野谷秘書は「事務所のだれかが作った。記憶があいまいだが、場合によっては自分が作ったかもしれない」と供述した。ただ、「献金がその通りに来たかどうかは知らない」とも付け加えたという。

　この文書は坂井議員の名義で出されており、小野会長側と坂井事務所から２通押収されているという。

(03/14 15:54)

http://www.asahi.com/national/update/0314/020.html

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