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2003年03月14日(金) 18時50分
仙台・個人データ紛失 下請け業者の契約社員が在宅入力−−市が関係先調査 /宮城(毎日新聞)◇札幌の末端下請け業者個人データが書かれた給与支払い報告書の紛失問題を受け、仙台市は13日、入力を委託した「東北電子計算センター」(TEC)に立ち入り調査し、同センターからの再委託で入力にかかわった秋田県大館市、青森県八戸市、札幌市の3業者にも職員を派遣して調査した。 同市青葉区のTEC統轄本部には午前10時、市情報政策部の職員ら4人が調査に訪れた。市職員はデータの保管場所や実際の入力作業などを調べ、社員らから聞き取りを行った。 これまでの市の調査では、報告書は同センター→大館市→八戸市→札幌市と、自社で入力できない分は下請けに出す方式で流れた。最後の札幌市の業者では、契約社員31人が自宅で在宅入力する、個人データ管理としては無防備な状態だったことが分かった。 一方、市は同センターを含め、02年度に市が個人データ入力を委託した市内と大阪市の8業者9カ所に一斉に立入り調査し、データの保管や取り扱いの状況などを確認した。14日にも1業者を調査する。 このほか市ガス局は13日、仙台市議会の予算特別委で、ガス器具の所有状況を調べるための個人名、住所、器具名の一覧の入力を外部委託していると答弁した。月間処理量は約2万9000件。同日のガス局の調査で、委託業者は社内で入力作業し、違法な下請けなどもなかったという。 市水道局と市立病院の個人データはすべて、庁内で市職員が入力しているという。【高橋昌紀】(毎日新聞) |