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2003年03月13日(木) 19時23分
米の銘柄表示偽って売る、米穀業者６社に改善指示−−都 ／東京（毎日新聞）都は１２日、「魚沼産コシヒカリ１００％」などと米の表示を偽って販売していた都内の米穀販売業者６社に対し、ＪＡＳ（日本農林規格）法などに違反しているとして改善を指示した。都は昨秋収穫されたコメから、偽装表示の取り締まりを厳しくしており、処分した業者名を公表するのは初めて。処分されたのは、宮城屋鈴木商店（足立区）▽麹町食糧販売（千代田区）▽築地食糧販売（中央区）▽本多精米店（杉並区）▽鈴延商店（品川区）▽川岸屋米店（北区）。自店舗のほか、主にスーパーやディスカウントショップに販売していた。 麹町食糧販売が扱っていた「宮城県産ササニシキ１４年産１００％」の原料米は、ＤＮＡ検査の結果、チヨニシキ、ひとめぼれ、ゴロピカリでササニシキは全く含まれていなかった。このうち、ひとめぼれは価格が安く流通する未検査米だった。 ほかの５社は、高級ブランド「魚沼産コシヒカリ」の出荷量が仕入れ量より多く、偽装表示販売を行っていたことが確認された。本多精米店と川岸屋米店は、調査期間中、魚沼産コシヒカリを仕入れていないにもかかわらず２３７〜１１８キロを出荷していた。【小平百恵】（毎日新聞） |