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2003年03月08日(土) 18時52分
治療量の75倍のモルヒネ、間違って点滴−−雄勝中央病院 /秋田(毎日新聞)県厚生連雄勝中央病院(湯沢市、唐牛(かろうじ)襄(のぼる)院長)で、看護師(依願退職)が女性患者の輸液バッグを交換する際、同じ病室に入院していた別の女性患者用のものと取り違え、治療中の量の75倍のモルヒネ(750ミリグラム)を点滴したことが、7日までに分かった。病院側によると、医療事故は一昨年11月21日午後10時ごろ発生した。消灯後の6人部屋で、当直の看護師がモルヒネ10ミリグラム入りと750ミリグラム入りのバッグをそれぞれの患者に誤ってセットし、大量に点滴された患者が深い睡眠状態に陥った。 患者は翌朝、交代した看護師からミスを報告された医師の処置で毒消し用の麻薬拮抗(きっこう)剤を注入され、24時間後、意識が正常に戻った。病院側は、この医療事故を家族に謝罪し、患者は1年後の昨年12月、退院したという。 唐牛院長は「うっかりミスで大変ご迷惑をかけた。マニュアルの徹底を図り、再発防止に努める」と述べた。【佐藤正伸】(毎日新聞) |