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2003年03月07日(金) 03時09分
ネットバンク不正、「フリーメール」に情報保存(朝日新聞)ネットバンキングに不正アクセスし、米大手銀行「シティバンク」の顧客口座から1600万円を引き出していたとされる事件で、元シンクタンク社員羽片光(はかたこう)容疑者(35)=不正アクセス禁止法違反などの容疑で逮捕=が、盗み出した個人情報などを、ホームページ(HP)上で電子メールを送受信できる「フリーメール」サービスに保存していたことが、警視庁の調べでわかった。 同サービスは、HPの検索サービス会社などが、電子メールの保存スペースを無料で提供するサービス。同庁は、どのパソコンからでも、保存した情報を引き出せる手軽さや偽名でも利用登録できることから、羽片容疑者が盗んだ個人情報の隠し場所としてフリーメールを選んだとみている。 ハイテク犯罪対策総合センターと中央署の調べでは、羽片容疑者は、少なくとも13店のインターネット喫茶のパソコンに、入力履歴を記録できる特殊なソフトをひそかに仕掛け、利用客からネットバンキング用のパスワードなどを盗んだとされる。 盗んだ情報は、ネット喫茶のパソコンから、電子メールの形で、フリーメールに保存。不正アクセスする際は、まず、ネット喫茶のパソコンを使ってフリーメールで保存した情報を引き出し、それからネットバンキング用パスワードを入力して、銀行のコンピューター・サーバーに侵入していたという。 ネット喫茶の利用客から盗んだとされる719件にのぼるパスワードなどは、2種類のフリーメールを使って保存していた。羽片容疑者は「このほかにも数え切れないフリーメールを使っていた」と供述しており、警視庁は、ほかにも盗んだパスワードがあるとみて調べている。 (03/07 03:07) |