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2003年03月06日(木) 00時00分
「疲れ果てた」サービス残業の深刻な実態連合電話相談で悲痛な訴え浮き彫りに(ZAKZAK)「心底、疲れ果てた。発作的に電車に飛び込むかもしれない」。連合が2月10日から1週間、全国で実施したサービス残業の電話相談で、計998件の相談が寄せられたことが6日、分かった。自殺まで口にする悲痛な訴えや、退職させたいとの家族からの相談もあり、サービス残業の深刻な実態が浮き彫りになった。30代の男性は、毎月の残業時間は約100時間で、この2年間、残業代が支払われるのは35−60時間。「時給が下がってもいいからすべての残業代を申告させてほしい」と訴えた。 会社の犯罪的行為を訴える相談も相次いだ。20代男性は「毎月100時間を超えるが支払われるのは5%から20%。記録が残っておらず上司が改ざんしているらしい」。別の30代男性も「予算の割り当てがあり、課長が上限を指示している」と訴えた。労働基準監督署の立ち入り調査の際、上司から口裏合わせを頼まれた男性もいた。 労働組合が歯止めになっていない例も。40代男性は人員削減の影響で20日間連続で出勤し、残業も月230時間に上ったが「労組に相談しても我慢してくれと言われるだけ」と嘆いた。 本人以外からは「就寝中に夫がうなされ、このままだと夫が壊れてしまう」(30代男性の妻)。「妻が無給で会議に呼び出され商品の配達をさせられた」(30代女性パートの夫)との相談があった。 相談が多かったのは東京(171件)、愛知(76件)、北海道(57件)、神奈川(56件)、福岡(54件)の順だった。 ZAKZAK 2003/03/06 |