ネット詐欺で1000万円、無職男逮捕（産経新聞）

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2003年03月04日(火) 11時49分

　インターネットのオークションを使い現金をだまし取ったとして、昨年１０月に詐欺の疑いで逮捕、起訴された静岡県御殿場市、無職、菅沼直樹被告（２３）が、同様の手口で全国約５８０人から計約１０００万円をだまし取ったと、愛知県警ハイテク犯罪対策室と愛知署の調べに対し供述していることが４日、分かった。

　同県警はこれまでに茨城、埼玉、千葉、岐阜、京都、福岡などの男性らから現金をだまし取った１３件の余罪で追送検した。

　菅沼被告は、オークションの落札者から「警察に訴える」などと苦情を受けると返金。オークション管理会社にＩＤを抹消されても新たに登録し直し、口座も変えて犯行を繰り返していたという。

　調べでは、菅沼被告は２００１年１０月から０２年９月までに、３つのネットオークションに自作パソコンを約１５０回、ゲームソフトを約４５０回出品し、計約１０００万円を銀行口座に振り込ませ、商品は送らなかった疑い。４１人から被害届が出ていた。

　菅沼被告は落札者から８万円をだまし取ったとして逮捕された。