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2003年03月04日(火) 10時50分
自治医大病院で医療ミス 針で心臓刺され失血死 栃木(朝日新聞)栃木県南河内町の自治医科大学付属病院(布施勝生病院長)で昨年9月、肝臓がんの手術を受けた同県真岡市の女性(当時69)が、医師の誤った処置で心臓などを針で刺され失血死していたことが、4日までに分かった。病院側は手術ミスによる死亡を認めており、今月はじめに患者の遺族との示談交渉を済ませたという。県警は担当医を業務上過失致死の疑いで立件する方針。 病院によると、女性が肝臓がんの治療のため、高周波焼灼(しょうしゃく)療法と呼ばれる手術を受けた。針を患部のがんに向けて刺し、針の先端から出る高周波でがん細胞を壊死(えし)させる治療法だが、担当医の何らかのミスで針が患部を越えて心臓まで達していたという。死亡した後、横隔膜と心臓に穴が開いていることが確認された。県警が司法解剖した結果、失血死だったことが分かった。 病院によると、手術を担当した男性医師は、この治療法の経験も豊富だったという。病院側は全面的にミスを認め、患者の遺族と補償交渉を終えた。 布施同病院長は「遺族には手術の翌日に謝罪し、誠意を持って対応した。再発防止のため事故原因の解明をしている」などと話した。 (03/04 10:46) |