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2003年03月03日(月) 20時17分
患者遺族2人が和解 大津地裁、ヤコブ訴訟(京都新聞)薬害ヤコブ病訴訟で、大津訴訟の和解協議が3日、大津地裁であり、原告の患者遺族2人と国、製薬企業などとの和解が成立した。和解した1患者は、汚染硬膜の移植手術を受けた際のカルテがなく和解が難航していたが、当時の医師が記憶を元に証言し、カルテのない患者で初めて薬害ヤコブ病と認められた。和解したのは、愛知県の上野八千代さん=当時(54)=と岡山県の男性=同(68)=の遺族。 上野さんは1986年に硬膜移植の手術を受けたが、95年に発病し2年後に死亡した。 上野さんの手術時のカルテや手術記録は病院側が廃棄したが、訴訟の和解協議のなかで、手術した医師が「おそらく汚染された硬膜を使用した」と証言したことなどを受け、ヤコブ病と認定された。 和解後に記者会見した上野韶彦さん(67)は「妻が薬害の犠牲者ということを明らかにすることが私の努め。これで妻が浮かばれる」と和解を喜んでいた。 (京都新聞) |