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2003年03月03日(月) 21時45分
弁護側、死刑回避求める 早川被告の控訴審（産経新聞）坂本堤弁護士一家殺害や信者殺害など７事件で殺人罪などに問われ、東京地裁で死刑判決を受けた元オウム真理教幹部、早川紀代秀被告（５３）の控訴審初公判が３日、東京高裁（中川武隆裁判長）であり、弁護側は一審と同様、「松本智津夫被告（４８）＝教祖名、麻原彰晃＝の命令に従ったにすぎない」と死刑回避を求めた。控訴趣意書で弁護側は、坂本事件について「被告自身には動機がなく、中心的な役割ではなかった」とし、信者殺害については「被告の行為で死亡したわけではなく、殺人未遂の限度で責任を負う」と主張。 さらに「当時は修行のため心神耗弱状態になっており、松本被告の命令を拒否できなかった」と述べた。 検察側は控訴棄却を求めた。 一審判決によると、早川被告は松本被告らと共謀し１９８９年１１月４日未明、横浜市の坂本弁護士宅を襲撃し、一家３人を殺害。同年２月には脱会を望んだ信者、田口修二さん＝当時（２１）＝を教団施設内で殺害するなどした。
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