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2003年02月28日(金) 03時11分

一方的に振り込み・取り立て 押し貸し被害急増 都、初の業者登録抹消西日本新聞

 銀行口座などに勝手に現金を振り込み、電話や電報で利息の支払いを強要する「押し貸し」被害が全国で広がっている。違法な高金利で金を貸し付けるヤミ金融業者が、過去に借り入れ経験がある多重債務者らを狙って金を脅し取ろうとする手口。多くは、東京都で貸金業登録した新規業者(トイチ)が関与しているとみられる。都金融課は「業者間競争に加え、借り手側が慎重になってきたこともあり、ノルマがきつくなって手口が悪質化している」とみている。

■福岡市消費生活センター 昨秋から相談20件

 都は一月末、押し貸し行為が確認された豊島区の業者に対し、全国で初めて登録取り消しの行政処分を出した。福岡県四件、長崎県二件など全国から五十二件の苦情・相談が寄せられていた。

 都内の男性の場合、昨年九月、勝手に九万七千円を振り込まれ、約一週間後に三十万円の支払いを要求された。断ると「死をもって償え」「火事には注意」などの電報が届いたという。

 福岡市消費生活センターにも昨秋から約二十件の相談が寄せられている。三十三歳の女性は「ダイレクトメールをみて業者に問い合わせ、審査の質問に答えた。子どもの名まで聞かれて不審に思い断ったのに八千円振り込まれ、一万五千円の利息支払いを要求された」という。多重債務者の名簿が業者間に出回っているとみられるが、業者の質問に応じたため被害に遭ったケースもある。

 東京都金融課は、対応策として(1)身に覚えのない入金なら銀行に依頼し、返金してもらう(2)口座は解約する(3)万一取り立ての電話がかかっても一切支払わない—などを指導。「安易に個人情報を業者に伝えないように」と呼び掛けている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030228-00000029-nnp-kyu

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