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2003年02月25日(火) 02時59分
自己破産21万件突破 昨年3割増 7年連続で最多更新 最高裁速報値(西日本新聞)借金返済に行き詰まった個人の自己破産の申し立て件数が、二〇〇二年は全国で二十一万四千六百三十六件に上った。七年連続で過去最多を更新、初めて二十万件を突破した。最高裁が速報値としてまとめたもので、〇一年の十六万四百五十七件より約34%増。年間四万件台で推移していた九〇年代前半の約五倍になった。九州は、福岡地裁への申し立て一万三千五百二十二件はじめ、熊本地裁四千五百十九件など計三万四千二百九十件で、全国の約16%を占めた。 長崎大の谷村賢治・環境科学部教授(消費者経済学)は「銀行が個人向け無担保ローンに参入するなど貸し手側の競争が激化する中で、ヤミ金融を含めた中小零細業者が無理な貸し出しをして、厳しい取り立てを行っている。自己破産が社会的に認知されつつあることも、増加の要因として考えられる」と分析。 日本クレジットカウンセリング協会(東京)は「二十代の自己破産が目立ち始めた」といい、「これまで審査ではねられていたフリーターらに、最近は消費者金融が融資。彼らがその後、返済に困るケースが増えている」と話している。(西日本新聞) |