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2003年02月22日(土) 10時13分
奇跡の再移植少女が重体 手術の是非論議も(朝日新聞)誤って血液型の違う心肺を移植されて生死の境をさまよった後、奇跡的に再び提供者が現れて再移植を受けたメキシコ人のジェシカ・サンティヤンさん(17)が21日、重体になった。脳死に近い。再移植の是非をめぐる論議も起きている。デューク大病院(ノースカロライナ州)によると、20日に再移植された心肺には問題はないが、脳に致命的な浮腫と出血が見つかったという。7日の最初の手術の後、2週間近く人工心肺につながれていたのが原因とみられる。 容体の悪化に伴い、再移植の是非も論議され始めた。今のところは「最初の移植は明らかな医療ミスなのだから、すぐ再移植が行われたのは当然」との声が強い。 だが、ペンシルベニア大のアーサー・カプラン教授(医療倫理)は「ミスを償うために再移植したとすれば、移植医療の原則に反した行為だ」とニューヨーク・タイムズ紙で指摘した。 原則に従えば、臓器移植は、より体調がよく、初めて移植を受ける患者にすべきものという。最初の移植の後のジェシカさんは極めて重症だったうえ、再移植はもともと成績が芳しくない。(09:53) |