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2003年02月20日(木) 10時34分

移植手術暗転、17歳少女が血液型取り違えで重体 米国朝日新聞

 医師のミスで血液型の違う心肺を移植され、余命数日になったメキシコ人少女の容体を全米が見守っている。人工心肺につながれて臓器提供を待っているが、提供者は絶望的に少ない。

 少女はジェシカ・サンティヤンさん(17)。心筋が硬くなる拘束型心筋症で3年前からノースカロライナ州のデューク大病院に入院。最近は「心肺移植をしなければ半年の命」とされていた。

 7日、待ちに待った臓器提供者が現れ、心肺同時移植を受けた。

 ところが、血液型O型のジェシカさんに移植されたのは、A型の心肺。同病院は、2人いるA型の患者を飛び越えて、ジェシカさんを移植を受ける患者に選んだ。ミス自体は認めたが、詳細は明らかにしていない。外科医が初歩的なミスを犯した疑いが濃い。

 手術の直後、ジェシカさんは急性の拒絶反応に襲われた。提供臓器の到着直前に自分の心肺を切除されたため、いまや命の綱は人工心肺のみ。腎機能も低下しており、今週末が山場だという。

 両親は18日、CNNテレビに出演し、「ミスに激しい憤りを覚える。再移植をしてほしい」と訴えた。しかし、心肺同時移植は、年間2000件の心臓移植をする米国でも最近の2年間で55件。「奇跡を待つしかない」との声も上がっている。(10:32)

http://www.asahi.com/national/update/0220/011.html

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