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2003年02月14日(金) 11時50分
＜不正融資事件＞朝信協元会長ら提訴 ＲＣＣ、１０億円賠償求め（毎日新聞）００年１２月に経営破たんした旧朝銀近畿信用組合（神戸市、清算中）を巡る不正融資事件で、整理回収機構（ＲＣＣ）は１４日、在日本朝鮮信用組合協会（朝信協、昨年３月に解散）元会長の李範洛（６８）、同信組元理事長の成漢慶（６３）の両被告＝背任罪で公判中＝ら４人を相手に、総額１０億４４００万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を、神戸地裁に起こした。朝銀を巡る損賠訴訟は約２０件あるが、朝信協トップを訴えたのは初めて。他の被告は同協会元会長の李庭浩被告（６２）＝同＝と、徐敬植・旧朝銀兵庫元理事長（６４）＝背任罪で有罪確定。 訴状によると、李範洛被告ら４人は９７年９月、旧朝銀大阪が抱えていた１０億円以上の裏金の穴埋めのため、旧朝銀兵庫と旧朝銀京都からそれぞれ３億５０００万円を、回収の見込みもないのに旧大阪に融資するなどした。これらの融資は全額不良債権化し、旧近畿の破たんでＲＣＣが債権を受け継いだ。 ＲＣＣは、融資が各朝銀の実質的な上部組織である朝信協の積極的な働きかけによって行われたと判断、朝信協トップも被告に加えた。 【藤田文亮、井上大作】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030214-00001034-mai-soci |