悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年02月12日(水) 21時20分
河合塾の部長、模試の個人情報持ち出す 他予備校に渡す(朝日新聞)大手予備校の河合塾(本部・名古屋市)は12日、同塾の部長が01年から02年にかけて、模擬試験を受けた受験生の個人データを外部に持ち出し、群馬県内の予備校2校に渡していた、と発表した。同塾は「関係する受験生や学校の皆様には深くおわび申し上げます。違反者には厳正な処分をします」としている。河合塾によると、部長は01年11〜12月に実施された模試「全統センター試験プレテスト」を受けた群馬県内の受験生3002人分の氏名と成績、高校名が書かれた紙を持ち出し、同県内の予備校に渡した。予備校側は翌年度の生徒を募集するために、参考資料として使ったという。 さらに02年11〜12月に実施された同模試についても、部長は同県内の受験生4379人分のデータを、同県の別の予備校に渡した。この資料については、流出が判明した時点ではこの予備校側は使っていなかった。河合塾が同予備校からデータを回収したという。 部長は「2校の予備校関係者から、『生徒募集が思うようにいかないので、助けて欲しい』と頼まれた」と認めているといい、現在は部長職を解かれ、自宅謹慎をしているという。 河合塾は「内部職員の不正な動きを未然に防げず、このような事態が発生するに至ったことを深く反省しています」としている。同塾は受験生からの問い合わせに答えるため、平日の午前10時から午後5時まで専用のフリーダイヤル(0120・197・364)を設けている。 (21:18) |