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2003年02月08日(土) 18時53分
丸紅畜産鶏肉偽装 「岩手ルート解明」着手−−元幹部ら逮捕 /宮城(毎日新聞)◇遠隔地の子会社使う丸紅畜産の鶏肉産地偽装事件で、宮城・岩手両県警は7日、同社札幌出張所の元所長、平岡一馬容疑者(48)と、岩手県住田町の食肉処理加工会社「住田フーズ」元業務部長の高橋義和容疑者(47)を不正競争防止法違反容疑で逮捕。1月23日の同社仙台営業所(昨年6月閉鎖)の元所長らの逮捕で始まった「仙台ルート」に加え、「岩手—札幌ルート」の解明に着手した。住田フーズは同社の子会社で札幌出張所は本社の直轄組織であることから、両県警は本社の組織的関与を焦点に捜査を進める。 今回元部長が逮捕された住田フーズは、昨年3月まで丸紅畜産が100%出資した子会社だった。仙台ルートでは、利府町にあった仙台営業所が、県内で資本関係のない石巻市の食品加工会社「杉山商店」を使ったのに比べ、札幌出張所がわざわざ遠隔地の子会社を使ったことに両県警は注目。また仙台営業所は東北の地方本部の下部にあるが、札幌出張所は本社特販部の直轄組織であることも重視している。 一方、子会社だった住田フーズは、仙台営業所とも取引しており、輸入鶏肉を国産に偽装して同営業所に納入した疑いが持たれている。このため両県警は岩手—札幌ルート、仙台ルートの両者を結びつける組織的関与について、詰めの捜査を進めている。【石川貴教】(毎日新聞) |