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2003年02月06日(木) 22時21分
イレッサの副作用死、173人に増加 輸入販売元発表(朝日新聞)肺がん用の抗がん剤「イレッサ」(一般名・ゲフィチニブ)による副作用問題で、輸入販売元のアストラゼネカ(大阪市)は6日、東京都内で記者会見し、1月31日までに厚生労働省に報告した間質性肺炎と肺障害の発症者は473人で、うち173人が死亡した、と発表した。同社によると、これまでに使用した患者は推定で約2万3500人。昨年末、厚労省が原則として同薬の投与開始から患者を4週間入院させるなどの措置をとるよう求めてから報告数は減少傾向にあるという。 同社は会見で、4週間をすぎても間質性肺炎などを発症することがあり、発症が疑われたらすぐに投与を中止し、ステロイド療法などをするよう呼びかけた。4月ごろをめどに、患者約5千人を対象に病状の進行や合併症の有無などで効き方に違いがあるか、副作用の予防法はあるかなどの調査を始めるという。 同社が依頼した専門家でつくる委員会も中間報告を発表し、委員長の工藤翔二・日本医科大教授は「この薬を200人に使った場合、50人に効き、1人が副作用の肺障害などで亡くなる可能性があることを十分患者に説明して使ってほしい」と話した。 (22:09) |