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2003年02月06日(木) 19時40分
美容機器モニター商法詐欺 新たに元役員を逮捕−−５人再逮捕 ／長野（毎日新聞）健康器具販売会社「アール」（大阪市北区、既に閉鎖）による美容機器のモニター商法をめぐる詐欺事件で、長野、兵庫、岡山、香川県警の合同捜査本部は５日、松本市寿台３、同社勧誘員で関連会社「ピュール」（塩尻市大門泉町）代表の丸山さおり容疑者（３３）を詐欺容疑などで逮捕、御代田町の同社長野支店長、田中義喜（３２）ら５被告＝詐欺罪で既に起訴＝を同容疑で再逮捕した。調べでは、丸山容疑者は田中容疑者らと共謀して、０１年６月初旬ごろ、上田市の主婦ら２人に、「ローン返済以上の給料を振り込む」などと偽って、美容機器などをクレジット契約で購入させ、計約９７万円をだまし取った疑い。また、田中容疑者らは０１年６〜９月、長野市内の主婦ら４人から同様の手口で計約１９４万円をだまし取った疑い。合同捜査本部はさらに、行方が分からなくなっている住所不定のリーダー格で関連会社社長、鈴木利之容疑者（３７）を同容疑で全国に指名手配した。 合同捜査本部によると、同社は、県内では「アール」のほか「イーシステムジャパン」「Ｂ＆Ｈ」「ピュール」の名称で営業活動を行っていた。被害は００年９月から０１年１０月にかけて、３５都道府県の約１４５０人に及び、被害額は約７億１２００万円に達するという。県内の被害者は約２５０人、被害額は約１億２０００万円に上るとみられている。【藤井裕介】（毎日新聞） |