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2003年02月05日(水) 19時20分
昨年のネット関連の相談件数236件、初の減少−−県警ハイテク犯罪対策室 /新潟(毎日新聞)◇開設以来初の減少−−個人取引トラブルは増加◇法整備などが進み、迷惑メール相談激減 98年に開設された県警ハイテク犯罪対策室に寄せられた昨年1年間のインターネット関連の相談件数が236件(前年比33件減)と開設以来初めて減少に転じたことが分かった。パソコンや携帯電話の普及で、年々相談件数は増えていたが、法整備などが進み迷惑メール相談が激減したことが昨年の相談件数減につながった。【作田総輝】 相談は、98年はわずか9件だったのが、▽99年は37件▽00年は162件▽01年は269件、と急増。4年間で約30倍になっていた。 02年の相談内容の中で、迷惑メール相談が激減して前年より35件も少ない、18件となった。迷惑メールを規制する「特定電子メール送信適正化法」が02年7月1日に施行されるなど法整備が進んだほか、各携帯電話会社による着信拒否対策が普及したことが背景にあるとみられる。 01年に初めて寄せられたコンピューターウイルス関連の相談も、02年に感染力の強い新種のウイルスが出現しなかったことから、前年比7件減の16件となった。 一方でインターネットによるオークションなど個人取引の詐欺事件や商品トラブルに関する相談は依然として増加し、02年は47件で前年より2件増えた。ハイテク犯罪の検挙数は9件で前年より3件増えた。 武田弘志・同対策室長は「相談を受け付ける窓口が増えたり、インターネット環境が整備されたことにより相談件数は減ったが、出会い系サイトを利用した児童買春事件など悪質な犯罪は減っていない」とこれまで同様に警戒を強めている。(毎日新聞) |