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2003年02月04日(火) 12時21分
<賃金不払い>「寿屋」と前社長を書類送検 熊本労基署(毎日新聞)熊本労働基準監督署は3日、民事再生手続き中の元九州最大手スーパー「寿屋」(熊本市)と前社長(1月死去、当時67歳)を、労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで、被疑者死亡のまま熊本地検に書類送検した。昨年2月に解雇した社員8人分計約6900万円の退職金を支払わなかった容疑だが、8人を含む元社員2439人に対し、退職金約93億5500万円を支払わなかったという捜査報告も付記した。賃金不払い事件としては、被害人数、額ともに過去最大規模となる。同社は01年12月、2126億円の負債を抱え、民事再生法適用を熊本地裁に申請。昨年2月8日、全社員を解雇した。同署の調べでは、元社員のうち本部勤務の男性8人(当時38〜50歳)の退職金計約6900万円を同社就業規則で定める支払い期限(30日以内)に支払わなかった疑い。 民事再生手続き中の会社を立件するのは異例。同署は「退職金支払いに充てる原資はあり、違法と判断した。被害が大きく、警鐘を鳴らす意味も強い」と話している。 同社は08年3月末までに、元社員に退職金を全額支払うことで労働組合と合意していた。 同社は「民事再生手続きを申し立てたため、期限内に支払えなかった。厳粛に受け止め、関係者におわびしたい」と話している。 【阿部周一】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030204-00001036-mai-soci |