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2003年01月29日(水) 11時07分
テープ起こし内職斡旋詐欺容疑者9人を逮捕(朝日新聞)テープ起こしの内職あっせんをめぐる詐欺事件で、宮城県警は29日、経営コンサルタント業「起業家情報センター」(東京都千代田区)社長の井本剛司容疑者(30)や同センター関連会社の社員ら計9人を詐欺と特定商取引法違反の疑いで逮捕した。主婦らから高額の研修教材費をだまし取ったとされる。県警は、井本容疑者が他の容疑者らに犯行を指示していたとみている。井本容疑者は逮捕直後、「真実はこれから明らかにされると思う」と話した。 このほかに逮捕されたのは、人材派遣業ソリューションパートナーズの元社長田中靖子容疑者(34)、キャリアネットワーク・ジャパン社長の古谷千恵容疑者(37)ら、関連会社の8人。 調べによると、井本容疑者らは01年8月から02年2月にかけて、会議などの録音を文章にするテープ起こしの内職について、グループ企業を通じて広告などで募集。応募してきた宮城県や神奈川県などに住む主婦3人にそれぞれ約13万円の研修教材を売り、計約40万円をだまし取った疑い。 教材を使った研修後、内職があっせんされる触れ込みだったが、実際に研修が修了するのはわずか0・2%で、あっせんされた人はほとんどいなかったという。県警は、井本容疑者が、研修を意図的に難しくして合格率を絞り、内職をあっせんしないように工作したとみている。 同センターは95年、起業家支援を目的として設立され、01年には全国で初めて、フランチャイズ本部の格付けをして話題を呼んだ。井本容疑者は、日本商工会議所主催のセミナーで講演をするなどしており、在宅事業・SOHO推進の若手旗手と言われていた。(11:05) |