悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年01月29日(水) 22時21分
<現金詐取事件>「被害者の会」会員が日弁連などに賠償求め提訴(毎日新聞)奈良弁護士会の元弁護士、河辺幸雄被告(53)=詐欺罪などで公判中=による現金詐取事件で、被害者有志でつくる「被害者の会」会員の会社社長(57)が29日、「被害拡大を防げなかったのは河辺被告に対する適切な指導監督を怠ったため」として、会社名で奈良弁護士会と日本弁護士連合会を相手取り約1100万円の損害賠償を求めて奈良地裁に提訴した。弁護士個人の不祥事で弁護士会側が監督責任を問われるケースは初めて。訴状によると、原告の会社は昨年2月、土地トラブルを巡る訴訟で河辺被告に弁護を依頼し、裁判費用名目で1200万円を詐取された。弁護士会は96年6月、依頼者に対し実際には提訴していない訴訟を「提訴した」とうそをついたとして河辺被告を戒告処分にしており、「詐欺行為の再犯を十分に予見できるのに放置したため計128人、約10億2000万円にまで被害が拡大した」としている。 請求額は、河辺被告の両親から道義的に支払われた約120万円を除いた額にした。 原告側は大阪、京都など約20人の弁護士に訴訟代理人になってほしいと求めてきたが、被告が奈良弁護士会だと伝えるとすべて断られ、大阪司法書士会の有志が訴訟の準備を手伝った。奈良弁護士会の本多久美子会長は「訴状を読んでから対応を検討したい」と話している。 【行方一男】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030130-00000119-mai-soci |