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2003年01月29日(水) 11時46分
コンゴへの投資話で百億円集める 中古車業者を強制捜査（朝日新聞）東京都中央区の中古車販売会社「華信」（大橋利一郎会長）がコンゴ（旧ザイール）での開発事業への出資を持ちかけ、無許可で金を集めていたとして千葉県警生活経済課は２９日朝、出資法違反（預かり金の禁止）の疑いで同社の本社や千葉県内の関係先など約２０カ所の家宅捜索を一斉に始めた。同社は首都圏を中心に約４０００人から約１００億円を集めたとみられている。調べでは、同社は許認可を受けずにコンゴでの地下資源開発事業への出資などの名目で会員を募り、首都圏の男女数人から３千数百万円を集めていた疑い。 勧誘にはパンフレット類は使わず、口頭での説明が主だったらしい。ある会社社長の女性（３２）は０１年８月ごろ、知人から「日本経済は破綻（はたん）する。コンゴの事業に投資すれば確実にもうかる。２５０万円を出資したら半年で５０万円の配当があった」と勧誘を受けた。 個人は３万円から、法人は数千万〜１億円で会員を募り、携帯電話の部品に使われる鉱物コルタンの豊富なコンゴで採掘事業を行い、得た利益を会員に還元するとしていた。配当金額や時期などは示さず「一生遊んで暮らせる金が入る」などと説明していたという。 県警は、コンゴでの事業が架空だった可能性もあるとみて、詐欺容疑も視野に入れて捜査している。(11:24) |