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2003年01月25日(土) 14時45分
山口組系のヤミ金融に警視庁メス、２人逮捕（読売新聞）超高金利や脅迫的な取り立てが問題になっている「ヤミ金融」をめぐり、警視庁生活経済課は２５日、暴力団山口組系のヤミ金融グループを新たに摘発、出資法違反（高金利）容疑で組員ら２人を逮捕するとともに、東京都新宿区の店舗事務所など十数か所の捜索を始めた。このグループは昨年摘発された山口組系暴力団のヤミ金融グループと同様、静岡県内にある山口組２次団体の傘下とみられる。警視庁は、両グループを含め１０以上のヤミ金融グループが上部組織に利益を上納していたとみて、特捜本部を設置し、愛知、広島、福島の各県警と合同で実態解明に乗り出す。逮捕されたのは、東京都渋谷区本町４、山口組系組員で貸金業「アームズ」経営福田健一（２３）と住所不詳、同店従業員鈴木浩二（２４）の両容疑者。 調べによると、福田容疑者らは新宿区四谷にアームズを開き、昨年６月から９月にかけて、広島県３次市内の無職男性（５５）ら７人に総額約７８万円を貸し付け、出資法で定められた上限利息は本来約１万３０００円なのに、これをはるかに上回る約９８万７０００円を支払わせた疑い。調べに対し、福田容疑者らは容疑を認めている。 警視庁は昨年１１月、広島県警などと合同で、都内でヤミ金融を経営していた山口組系垂水組の組長を出資法違反容疑で逮捕。この組長はヤミ金融１４業者を実質的に経営していたとみられる。 調べでは、垂水組は静岡県に本部を置く山口組２次団体の傘下だったが、今回摘発するヤミ金融グループも、この２次団体傘下の、別の暴力団組長が実質的に経営していたとみられ、資金の流れなどについて捜査を進める。 同課は、両グループを含め１０以上のヤミ金融グループが上部組織に利益を上納していたとみて、特捜本部を設置し、実態解明に乗り出す。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030125-00000104-yom-soci |