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2003年01月21日(火) 15時07分
牛肉履歴追跡、違反業者に罰則 識別管理義務づけへ(朝日新聞)農水省は21日、牛肉の生産から流通までの履歴をたどる「トレーサビリティー」整備のため、各段階の事業者に牛の個体を識別できる情報の記録や管理を義務づけ、違反には罰則を科す方針を明らかにした。特別措置法案として今国会に提出する。安全性に問題のある肥料の禁止など、食品の安全性を確保するための法改正案もまとめて提出する。法案骨子によると、導入が進んでいる牛の個体識別番号を活用し、生産者には識別番号の台帳づくりや、番号を記した耳標の装着などを義務づける。加工や流通段階の業者にも、識別番号の伝達・表示などを求める。また、消費者や業者がインターネットなどを通じて出生地などの情報を検索できるようにする。 こうした義務に違反した場合、生産者は、勧告などの手続き抜きで直ちに罰則の対象とする。流通段階などの業者が違反した場合は、(1)勧告(2)勧告に応じなければ改善命令(3)それでも改善がない場合は罰則、という3段階にする。 JAS(日本農林規格)法や自動車のリコールなど、消費者保護のための各種法制度で罰則が強化されている流れを受け、悪質な違反には厳罰で臨む案が有力だ。 一方、食品安全性確保の法改正案では、▽家畜伝染病予防法を改正し、家畜の衛生管理基準を設ける▽農薬の回収命令創設▽未承認の動物用医薬品の使用禁止、などを盛り込む。 (15:06) |