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2003年01月17日(金) 11時51分
<拠出金返還訴訟>第一火災に163億円支払い命令 協栄生命に(毎日新聞)旧協栄生命保険(現ジブラルタ生命保険)が、00年5月に破たんした第一火災海上保険を相手取り、回収不能になった300億円の拠出金の返還を求めた訴訟で、東京地裁は17日、約163億円の支払いを命じた。大門匡裁判長は「第一火災は、拠出を受けても実質的破たん状態だったにもかかわらず、経営の健全性に問題がないと公言しており、不法行為が成立する」と認定した。判決によると、両社は99年2月、資本増強を目的に、協栄生命が発行する170億円の優先株を第一火災が引き受け、株式会社の資本金に相当する第一火災の「基金」に協栄生命が300億円を拠出した。その後、第一火災が破たんし、協栄生命は、未払いの配当を差し引いた約293億円の損害を受けた。 判決は、協栄生命に対しても「第一火災の財務内容の調査をしなかった過失がある」と述べ、300億円から4割を減額し、利息などを差し引いた約163億円を賠償額と算定した。 生損保間の資本の持ち合いは00年3月期末から禁止されているが、両社が契約した時点では認められていた。 【清水健二】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030117-00001037-mai-soci |