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2003年01月15日(水) 21時54分
インフルエンザ特効薬不足でメーカーが異例のおわび(読売新聞)インフルエンザの特効薬が不足し、製薬メーカーが、医療機関などに対し、異例のおわび文書を出したことが、15日わかった。医療関係者からは、「本格的な流行はこれからという時期になぜ不足するのか」と戸惑いの声があがっている。この薬は、中外製薬(本社・東京)の「タミフル」(商品名)。インフルエンザのA、Bどちらの型にも効く、初の治療薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)として、一昨年お目見えした。 中外製薬によると、今季の供給を400万人分と見込んでいたものの、過去2年に比べて初期の患者の増え方が急で、注文が殺到。九州や北海道など流行の早かった地域に出荷が集中し、その他の地域で不足する事態になった。すべて海外生産のため、緊急輸入の手続きを取っているものの、今のところ見通しはたっていないという。 14日に、全国の医療機関に対し、「供給不可能と判断せざるを得ない状況」、「最悪の場合お手元へお届けすることがかなわないことも」という、異例のおわび文書を出した。 もう一つの同タイプの治療薬「リレンザ」(同)を販売しているグラクソ・スミスクライン(本社・東京)では「一部で不足している地域もあるが、今月下旬には供給体制が整うので、まったく使えなくなることはない」と説明している。 厚生労働省によると、今季のインフルエンザの発生状況は「感染の広がりはやや早いが、ほぼ平年並みの流行状況」という。(読売新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030115-00000213-yom-soci |