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2003年01月10日(金) 00時29分
信者から薬代５百万円詐欺容疑 札幌の神社経営者ら逮捕（朝日新聞）出雲大社（おおやしろ）教の信者らに医師免許なしで医療行為をしたうえ、薬代約５００万円をだまし取ったとして、札幌中央署は９日、東京都渋谷区の職業不詳宮下雄一（５３）、札幌市中央区大通西２３、出雲大社札幌講社経営高塚恵子（５０）の両容疑者を、詐欺と医師法違反の疑いで逮捕した。調べでは、２人は共謀して００年１月、札幌市内のホテルで、医師免許のない宮下容疑者が医師名をかたり、診察を希望する出雲大社教の信者ら１５人に、目を撮影するスリットランプという医療機器で医療行為をした疑い。さらに信者に「ガン」「脳梗塞（こうそく）」「心臓が弱っている」などと虚偽の病名を告げ、外国製の自然食品を薬として渡し、６人から薬代として現金計約５００万円をだまし取った疑い。 同署は９９年２月から翌年４月までの間に、２人から同様の医療行為を施されたり、現金をだまし取られたりした被害者は延べ約１００人、被害総額は約６千万円に上るとみて調べている。 同大社札幌講社は、出雲大社（島根県大社町）から講社として認められた宗教法人で、９４年から活動している。(00:28) |