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2003年01月10日(金) 19時14分
「医療過誤で右腕に障害」−−川口の女性、損賠提訴 /埼玉(毎日新聞)川口市の済生会川口総合病院で99年、採血を受けた際に注射針で右腕の神経を傷つけられたうえ、治療せずに放置されたため障害が残ったとして、川口市内の元派遣社員の女性(28)が9日、同病院を経営する「社会福祉法人恩賜財団済生会」(幸田正孝理事長)などを相手取り、約1500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。訴状によると、女性は99年7月、交通事故によるけがの治療のため同病院に入院していた際、けがのない右腕で採血を受けた。直後に右腕がしびれ激痛で動かせなくなり、赤紫に変色してむくんだ。だが医師らは「痛みは気のせい」と放置し、無理やり右腕を動かしたという。約2カ月後に移った病院で、関節が硬直する「右上肢反射性交感神経性ジストロフィー」と診断された。現在もはしが持てないほど障害が残り、仕事も辞めざるを得なくなったという。 同病院は「訴状を見たうえで今後の対応を決めたい」と話している。【吉永康朗】(毎日新聞) |