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2003年01月09日(木) 19時21分
お年玉で児童の購入増加 所持率は7、5、3−−携帯電話問題浮上 /神奈川(毎日新聞)◇高校生7割、中学生5割、小学生3割 各家庭でルール作りを8日から3学期が始まった横須賀市内の小、中学校で「携帯電話問題」が浮上している。お年玉で携帯電話を購入する児童・生徒が増えるからだ。同市教委は「持つか否か、まず親子で話し合い各家庭のルール作りを」と呼びかけている。【網谷利一郎】 「753ですよ。年々小、中学生の所持率が高まっている」と同市立常葉中の佐藤洋光校長は指摘する。高校生の7割、中学生の5割、小学生の3割と携帯電話の個人所持率を示す。 同中の学区で昨年末、2小、2中、3高校の教師にPTA、町内会長、横須賀署員、保護司ら約70人が集まり「子どもたちの携帯電話」をテーマに話し合った。 田戸小では「1年生の携帯を上級生が使いダイヤルQ2にかけた、との保護者の相談があった。全校で話しあい、担任に申し出ればよいと決めた。2人が申し出た」。諏訪小は「6年生39人にアンケートしたところ、10人が持っていた。校内での所持は禁止に」と報告した。 一方、常葉中は「規制ではないが、学校では担任が預かることにしている」。同市内では届け出制の中学や持ち込み禁止の小学校もあり、各学校により対応がさまざまだ。 出会い系サイトなどの実例を講演した阿部信行同市教委指導主事は「携帯電話は利用によりプラスマイナス両面あり、一律に禁止、規制するような問題ではない」と話す。3児の父としての体験を踏まえ「義務教育中は持たせない、通話料金の上限を決めるなど親子で話し合うのが大事だ」とアドバイスする。 都青少年問題協議会の部会長を務めた深谷昌志東京成徳短大教授(教育社会学)は「電子メディア社会に育つ子供たちには、携帯電話は最先端のメディアであり、友とのコミュニケーション手段。学校で禁止しても持つ。親は覚悟をもって子供と対応しなければ」と指摘する。(毎日新聞) |