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2003年01月07日(火) 16時31分
甘いソースにご注意、誤解招く糖分表示場所（読売新聞）国内で販売されているソースの原材料の表示が、日本農林規格（ＪＡＳ）法で定められた品質表示基準に違反していることがわかり、各メーカーがラベルの修正を進めている。従来の表示では、糖類が実際より少ないと誤解される恐れがあるためで、農水省が業界団体を通じて表示基準を守るよう呼びかけた。 ＪＡＳ法は、ソースの原材料について重量の多い順に表示するよう定めている。だが、全国のメーカー約１１０社が加盟する日本ソース工業会では１９７４年に、原材料を「野菜・果実、醸造酢、糖類、食塩、香辛料」の順番に表示することを申し合わせていた。 当時は糖類の割合が数パーセントから２０％程度で、この表示で問題はなかった。しかし最近では、お好み焼き用やたこ焼き用など、糖類の割合が醸造酢や野菜・果実を上回る甘いソースが登場し、実態に合わなくなっていた。 この事態を受けて日本ソース工業会は各メーカーに対し、成分の再点検と、正しい重量順の表示を徹底するよう指導した。 この表示違反を調査した市民団体の日本子孫基金などによると、表示を見て「ソースは糖類が少ない」と信じて糖尿病患者やダイエット中の人が使っている場合があったという。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030107-00000305-yom-bus_all |