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2003年01月06日(月) 02時40分
＜佐川急便＞登記簿改変で役員全員が解任されたことに （毎日新聞）大手運送会社「佐川急便」（真鍋邦夫社長、本社・京都市）の法人登記簿の役員欄が改変されて役員全員が解任され、昨年１２月２５日付で新たな役員が就任していたことが６日、分かった。これに気付いた同社の申請により、京都地裁は昨年１２月３１日、従来の役員がその地位にあるなどとする仮処分決定をしている。仮処分で「役員の地位にない」とされた運送会社役員の森田喜兵衛・京都府議（７８）は５日、毎日新聞の取材に対し「手続きは役員会に基づくもの」と主張している。 佐川急便は昨年１２月２７日、私文書偽造・同行使、公正証書原本不実記載・同行使の容疑で、森田府議を京都府警に刑事告訴した。 しかし、森田府議は５日夜、「昨年１２月、京都市内の運送会社で株主総会と臨時取締役会を開き、取締役３人と監査役３人を選出し、私が社長になった。話し合いも出来ることなのに、相手が仮処分を申請したことは残念だ。私は亡くなった佐川（清・元会長）さんから株を譲り受けており、総会と取締役会はきちんと権利のある者が開いた正当なもの」などと反論した。 森田府議は「（佐川急便の）創業時、佐川さんと株を分け合った」などと自らが株主だと主張しているが、佐川急便の資料（００年）によると、森田府議は株主一覧表に掲載されていない。 佐川急便は毎日新聞などの６日付朝刊に広告を出し、虚偽登記と森田府議らが役員に就任した経緯を説明して「明らかな犯罪行為」だと批判、取引先などに注意を呼び掛けた。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030106-00000084-mai-soci |