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2002年12月27日(金) 02時27分
少女から買春勧誘９３％ 今年上半期出会い系事件 女中高生被害７３％（西日本新聞）今年上半期に摘発された出会い系サイトを利用した児童買春事件四百件のうち、同サイトへの書き込みの状況の詳細が判明した二百十一件を警察庁が分析した結果、十八歳未満の少女側からの援助交際などの勧誘が事件のきっかけになっているケースが９３・８％（百九十八件）にも上ることが二十六日、分かった。少女側が勧誘した百九十八件の書き込み内容は、性行為を伴う交際や金銭をもらうことを条件にした交際の勧誘が百七十四件で、少女側からの勧誘の九割近くを占めた。また、「だれか『¥』で気持ちよくさせてください」など露骨に買春を誘うケースは六十件で、少女側の書き込みの約三割を占めた。 単なるメール友達の募集の書き込みから、児童買春事件に発展したケースも三十七件あった。警察庁生活安全局は「匿名の安心感から相手と簡単に会って犯罪に巻き込まれるケースが多い」と指摘する。 今年上半期の出会い系サイト絡みの事件は七百九十三件発生し、被害者六百九十二人中、約７３％に当たる五百八人が女子中高生だった。 児童買春事件以外では、少女を相手にした性行為などの青少年保護育成条例違反が二百十三件に達した。また恐喝三十三件、婦女暴行二十三件など性犯罪や凶悪事件も多発している。 今年八月には宮城県塩釜市の塩釜港沖で、宇都宮市の女子高生＝当時（１６）＝の遺体が見つかり、この女子高生と携帯電話の出会い系サイトで知り合った男が殺人容疑で逮捕された。（西日本新聞） |